いつか立派な赤血球になれるように──。それはまだ、赤血球が赤血球になる前、幼い赤芽球だったころの話。赤芽球はマクロファージ先生のもとで、一人前の赤血球になるため、一生懸命訓練中。だけど方向音痴の赤芽球は、訓練の途中で迷子になることもしばしば。ある日、細菌から逃げる避難訓練をしていた赤芽球は、そこでも迷子になってしまい……。
前半の赤芽球の話は枕である。
後半からかなり強敵が現れる。
一般細胞が実はNK細胞(ナチュラルキラー細胞)と互角にやりあうだけの悪玉だった。
これはがん細胞かな。
一般細胞の声優が石田彰だった意味がわかったような気がする。