京都競馬場、雨の良馬場となったきさらぎ賞。三番人気のダノンチェイサー(ディープインパクト産駒、川田騎手)が離れた二番手で先行して、ゴール前で突き放し完勝する。勝ち時計は1分49秒0(上34秒8)と平凡だが、この日は雨が降る前から時計が掛かっていた。実力を測るには、次のレース(スプリングS?)を見る必要がある。
二着は1枠から外を追い込んだ岩田のタガノディアマンテで、上がり34秒4はメンバー中No.1である。三着は逃げ粘ったランスオブブラーナ。
人気の社台ノーザン勢がふがいなかったためだろうが、他馬が雨馬場を苦にした感がある。
東京新聞杯は好天に恵まれた東京競馬場・良馬場で行われた。
出遅れた一番人気インディチャンプ(福永祐一騎手)だが、前半57秒9のハイペースで早めに中団内に取り付けて、直線で一瞬タワーオブロンドン(二番人気)に競られる場面があったが、終始内を廻って、残り200mで抜け出して勝った。勝ち時計は1分31秒5(上33秒5)だが、切れるイメージはない。もちろん、実績通りマイルが適距離だと思う。ただし強いマイラーはマイラーズカップから始動するから、どれだけこの時計を評価できるか分からない。
二着争いを制したのはレッドオルガ(北村友一騎手)、三着は前走休み明けで惨敗して四番人気に落とされたGI馬サトノアレス(柴山雄一騎手)。この頭差は騎手の差のようだ。今日はユーイチ三連複馬券だった。
上がり一位は最後方から追い込んだ9着レイエンダ(レイデオロの全弟)で、調教がわりとは言え瞬発力の無駄遣い。少なくともマイラーではない。