今日は光の誕生日。しかし光は風邪を引いてしまい、学校を欠席している。部を代表して、てこがお見舞いを兼ねてお祝いに自宅へお伺いすることになる。帰途、校門に現れたのはこころちゃん。光にお祝いを言いに来たが、休みと聞いてショックを受ける。そこでてこは一時休戦を申し出て、一緒にお見舞いに行こうと勧める。途中で星の形のケーキを買って行くが、光の家の前ではおじいさんとおばあさん、お父さんとお母さん、お兄さんとこだまちゃんまで騒いでいる。何事かと思うと、それぞれが誕生日プレゼントにケーキを買って来てしまったのだ。そこにてこたちが買ったケーキも合わせて4個になった。ところがそれを見た光は大喜びでケーキをパクつく。こころの誕生日を聞くと、3月3日だと言う。もうすぐだ。お返しに何かしてもらいたいことは無いかと尋ねるが、口ごもってしまう。
帰路、てこが改めて何がしてほしいと言うと、大室山の山焼きに参加するから見に来てもらいたいと言おうとしたが、やはり光には言わないでと答える。
言わないでと言われたら、言ってしまうのが人情だ。山焼きの日はダイビング部全員が見学に駆けつけた。こだまとことりも見学している。でも肝心のこころがどこにいるか見当たらない。探しているうちにてこはダイビング部のみんなから逸れてしまう。そこに現れたのが、爪入り姿のこころだった…。
と言うわけで4月から中1の男子であり、こだまの親友ことりの弟であることも判明した。てっきり、双子か一年違いかと思っていたが、こころが高校に上がる頃、光は卒業している。この恋は成就しないか？
日常回も満足いく出来だ。ピーター回がもう少し音楽で工夫できれば、もっと上を目指せただろう。
思うに、前期は引っ込み思案のてこが自分の壁を破るために色々葛藤があって、テンポが悪くなった。あそこもアニメ側の工夫次第で面白くできたはず。作者と出版社が構成にケチを付けて足を引っ張ったのかなあ。
