宝石の国 第11話 「秘密」

新型月人がフォスに襲いかかってきた。フォスは敵を抑えているから後ろに隠れていたアレキに斬ってくれというと、最初は怖がっていたアレキだがスイッチが入って髪の毛が赤くなり、バーサーカーと化す。

しかし切れども切れども敵は分裂を繰り返すだけで、埒があかない。宝石全員で追い出して、檻に閉じ込めるが、そこで合体して元の大きさに戻ってしまう。このパワーにはフォスの幻術も全く歯が立たない。

そこへ金剛先生が大きな音に目を覚まして起き上がる。そして新型月人を見て「しろ」と呼ぶと、しろは先生の「お手、お座り、伏せ、あご」という命令にも素直に従う。しかしフォスが先生に「しろ」と言いませんでしたかと尋ねてもシラを切って再び眠りに就く。

フォスは訳が分からなくなり、夜の浜辺を一人歩いているとシンシャが分裂したシロを捕獲して連れてきた。そこでシンシャに尋ねると、みんな勘付いている話だと答える。

フォスはもう一度先生に尋ねようとするが、アンタークの幻が引き止める。そのうちに先生はしろを消して(あるいは月へ転送して)しまう。フォスはボルツとのペアを解消して、一人で月人のことを調べることにする。

一方、ルチアはパパラチアの復元に余念が無い。冬にフォスが見つけておいたルビーでナンとか部品が揃い、久しぶりにパパラチアが目覚めた。

 

今回は内容が濃かった。

恐怖の魔王かと思わせておいて、モフモフだったという緊張と緩和の対比が面白かった。しかししろという月人型ペットを飼っていたということは、先生は月からの亡命者なのか。
またフォスは第一回の頃は300歳のくせに子供っぽく、足を失ってから記憶を失うことも多くなり、ボケ役だと思っていた。それがここに来てかんがえるちからがみについたようだ。
来週は仲間と一揉めありそうだが、そこで最終回らしい。変なところで切るなあ。