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サクラクエスト 第25話(終)「桜の王国」

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丑松会長は無事市長と会えてお芝居の出演にも間に合った。これで姉妹都市関係を結ぶ第一歩になるだろう。お芝居も盛況でテレビも取り上げてくれた。祭りが終わった夜、かつて引きこもりだったりり子はUMA探求のため世界に飛び出し、国王も間野山を去ることを発表する。
後片付けが終わり、国王の退任式の日がやって来る。国王は人々に感謝を述べ、会長はチュパカブラ王国の廃止を宣言する。
別れの時がやって来た。大臣たちと別れを告げ、列車が出ていくとデマンドバスに乗った野毛さんアンジェリカのみんな、それに金田一巡査のパトカー、さらにドクの車に千登勢さんが乗り込み見送ってくれた。町の人々も沿道から声を掛けてくれた。最後は丑松が「ありがとう木 春由乃」と書いた横断幕を事務局長と持って「いつでも帰って来い」と言ってくれた。
由乃の次の仕事は東京で就職することでも地元へ帰ることでもない。事務所から、新たに過疎の町に派遣されて国王に就任し、若者馬鹿者他所者としてその町のために働くことだ。

最終回は綺麗にまとまった。ラストで国王が転職しないことには意外性もあった。事務所として国王業で売り出すのは、実績もあるからギャラも上がって至極当然のことだ。

ただ、この作品はリアリズムを追求しすぎた。たしかに国王が一年間でできることなどたかが知れている。お祭りでさえ半年ほどで実現するなんて奇跡だ。
でもリアルであればあるほど、カタルシスが感じられない。「SHIROBAKO」とは逆だ。
さらにリアルであるはずの脚本がご都合主義だった。

これでは町おこし事業に期待するな、住民が自分たちでやれと言っているように見えた。
この意味で「お仕事シリーズ」の掉尾を飾るに相応しい作品だったと言える。仕事は所詮ファンタジーアニメではないのだ。

散々脚本を貶してきたが、そもそもリアルな町おこしという企画自体が営業の意思(視聴者の期待)とそぐわないものだったのだろう。最初にリアルな町おこしですと言ってもらえば、納得できたのに。
それでも町おこしを自分でやりたくなれば、役所に勤めるか観光協会に就職して下さい。

 

 

 

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